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2022.11.24
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初サスティナブル&機能素材展の内容をご紹介!
~素材お探しの方必見~
2022年11月15日(火)~16日(水)田村駒東京本社3階ショールームにて、田村駒として初となるサスティナブル&機能素材展を開催いたしました。 ご来場いただき誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。 本記事は、展示会のアーカイブとしてサスティナブル&機能素材展の内容を一部ご紹介させていただきます。 サスティナブル&機能素材展はサスティナブル素材・機能素材に特化して展示いたしました。年2回シーズン別に開催されている従来のアパレル製品を中心とした田村駒の総合展とは異なります。 下記6つのブースに分けて商材を展示いたしました。 エコ・サスティナブルブース リサイクルスキームブース 所有認証ブース サスティナブル&機能素材ブース 機能素材ブース ブランドビジネスSDGsブース ブースごとに特に注目していただきたい商品を中心にご紹介していきます。3分程度でご覧いただける記事となりますのでどうぞ最後までお付き合い下さい。 エコ・サスティナブルブース エコ・サスティナブルブースでは、従来から弊社のエコ素材として人気のあるリサイクルポリエステルブランドの「C2C」、リサイクルコットンブランドの「Re:rise」に加えて、新たにリサイクルウールブランドの「WOOP」、リサイクルキュプラブランドの「Pennna」、またスペインのリサイクルコットンブランド「FERRE YARNS」を展示いたしました。 リサイクルコットンブランドの「Re:rise」は、20番手と30番手で2素材をリスクします。展示会でもご好評いただきました。今後さらに引合いがありましたら品番数も増やしていきたいと考えています。 リサイクルウールブランドの「WOOP」は、尾州地区で生産された生地耳を回収し、反毛、再紡績した糸を取り扱っています。ウール80%、リサイクルナイロン20%と、ウール高混率であること、ナイロン糸にもリサイクル糸を採用していることも特徴の一つです。バッグなど一部雑貨類の販売実績もございます。来月12月に開催される田村駒総合展では、雑貨以外のアパレル製品の企画・提案を充実させる予定です。 リサイクルキュプラブランドの「Penna」は、キュプラの裏地を織る際に出る生地耳を再利用し、タイで再紡績している糸を取り扱っています。海外販売も視野に入れた取組みです。 リサイクルコットンブランド「FERRE YARN」は、スペインのリサイクルコットン糸を取り扱っています。衣料品を色ごとに回収・管理し反毛して糸にします。日本の産地でのものづくりと掛け合わせて、靴下やタオルなどの企画・提案を行っていきたいと思っています。 リサイクルスキームブース リサイクルスキームブースでは、「リサイクルボード」「susteb」「彩生」の3つを展示いたしました。 「リサイクルボード」は、繊維製品を回収、反毛しフェルト化、什器や雑貨など幅広い用途への使用を実現させるリサイクルスキームです。 「susteb」は、不要な寝具を回収し、綿やスプリングなど部品ごとに分別したのち、洗浄・殺菌処理を行い再利用可能にするリサイクルスキームです。 こうした取組みに賛同してくださる企業のみなさまとより一層盛り上げていきたいと考えています。 所有認証ブース 田村駒では下記6つの認証を所有しており、本展示会で改めてご紹介させていただきました。 bluesign Green Down Project CLOMA 日本オーガニックコットン協会 天然繊維循環国際協会 日本自然保護協会 詳細は上記をクリックのうえ各ホームページをご参照ください。 サスティナブル&機能素材ブース サスティナブル&機能素材ブースでは、環境に配慮しさらに機能性も備えている素材を展示いたしました。 リサイクルポリエステルブランド「C2C」と綿タッチで機能に優れたポリエステルブランド「POLICOTT」を掛け合わせた素材群「C2C×POLICOTT」と、「C2C」と高機能トリコット素材ブランド「Comfeel」を掛け合わせた素材群「C2C×Comfeel」は、カラーストックも充実しており、従来から人気の高い商材です。一般衣料品からユニフォームウェアにまで幅広くご使用いただける素材をご用意しています。 機能素材ブース 機能素材ブースでは、吸水速乾・UVカット・接触冷感・蓄熱・制電・高通気・制菌・抗菌・衝撃吸収・体温で変化する形状記憶素材など、さまざまな機能素材を展示いたしました。 なかでも和紙素材・ピュアメリノウール素材は天然素材でありながら機能面にも優れた素材としてご紹介いたします。 和紙素材は、優れた吸水性・速乾性があり、独特のさらっとしたタッチで、汗をかいても快適です。糸表面に毛羽がないことからホコリが立ちづらくダニなども寄り付きにくいため衛生的といえます。 ピュアメリノウールは、優れた保温性、吸放湿性、通気性などの温度調節機能を備え、環境に応じて快適に過ごすことができる素材です。抗菌性もあるのため防臭効果も期待できます。生分解性も備えているため、地球にもやさしい素材です。 ブランドビジネスSDGsブース ブランドビジネスSDGsブースでは、ブランドビジネス室が取り扱う下記3つのブランドのSDGsへの取組みをご紹介いたしました。 ビリケン 大阪発のPOP CULTUREイベント“「BILLIKEN CREATORS OSAKA」~ビリケンさんをアートに、オーサカを元気に、をテーマに作品を発表する~”が、大阪・関西万博の「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創チャレンジに登録されました。 人・モノを呼び寄せる求心力と発信力が大阪万博を通じて、”ビリケンさんをアートに” ”オーサカを元気に”する、新しいアイディアを創造・発信し、「交流活性化によるイノベーション創出」、「地域経済活性化や中小企業の活性化」、「豊かな日本文化の発信のチャンス」を実現し、悠久の歴史・文化を誇る大阪・関西の世界における認知度向上と持続可能な開発目標(SDGs)達成へ貢献したいと考えています。 ≪ビリケン公式HPはこちら≫ イイカモ 公益財団法人日本自然保護協会と連携し、日本自然保護協会の活動地のひとつ「赤谷の森」(群馬県みなかみ町)をモチーフにした「AKAYA‘S FOREST」と赤谷の森に生息する動物たちをモチーフにした「AKAYA’S ANIMAL」というカモフラージュ作品が誕生しました。 ほかにも千葉県流山市役所と取り組み、まちづくりをテーマにした作品や、海洋プラスチックごみをテーマにした作品、フードロス問題をテーマにした作品もあります。 ≪イイカモ公式HPはこちら≫ みすゞうた みすゞうたは、金子みすゞのうつくしい詩を彩り、現代を生きる人々に紡いでいくために生まれたブランド・プロジェクトです。 金子みすゞさんの詩は、多くの小学校の国語の教科書に採用されており、その精神や道徳心は教育の場面でも活用されています。金子みすゞさんの詩をもっと知ってもらえる機会の創出を応援するため、金子みすゞさんの詩を管理する「金子みすゞ著作保存会」へ、売上の一部を寄付しています。 みすゞうたは、ほかにも女性のエンパワーメントや多様性社会の実現を胸に、金子みすゞさんの詩からインスピレーションを受けてデザインするプロジェクトを今後も発信していきます。 ≪みすゞうた公式HPはこちら≫ 今後のサスティナブル・機能素材展について 本展示会には非常に多くの方にお越しいただき、皆さまの関心の高さを感じられました。 今後もシーズンレスな展示会として継続開催していく予定です。詳細につきましては、本ホームページにて発信してまいります。 またのご来場を心よりお待ちしています。 本展示会に関するご意見・ご感想、ご不明な点などございましたらお気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。 ご一読いただきありがとうございました!
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2022.08.31
- アパレル
- マテリアル
「Comfeel×C2C」生地のスーツがクラウドファンディングに登場!
こんにちは、HP運営・編集チームです。 田村駒のオリジナルブランドである高機能生地「Comfeel(コンフィール)【以下Comfeel】」と、リサイクルポリエステルブランド「C2C circulation polyester(シートゥーシーサーキュレーションポリエステル)【以下C2C】」を組み合わせた「Comfeel×C2C」の生地が、千葉にある縫製工場ソーイングアサヒ株式会社の「サスティナブルスーツ」に使用されました!「サスティナブルスーツ」は、クラウドファンディングにて2022年8月26日~10月1日の期間で販売します。 クラウドファンディング販売サイトURL:https://camp-fire.jp/projects/view/572459#menu 「サスティナブルスーツ」への想い 1973年創業のソーイングアサヒ株式会社は、高級婦人服を中心に生産する縫製工場です。長年にわたり田村駒の各部署で大変お世話になってきました。 『従来のOEM生産だけではなく、自社の縫製技術を活かしたブランドの開発・販売を行い、より多くの人に喜んでもらいたい』 そんな気持ちから、従来のターゲットとは異なるメンズ向け製品、そのなかでも縫製工場の技術力を十分に発揮できるスーツの開発・販売をクラウドファンディング「CAMPFIRE」で挑戦することになりました。 どんな生地を使おうか迷っているところ、長年取引のあった田村駒から高機能かつエコな生地「Comfeel×C2C」のサンプルを渡されました。開発したいスーツにぴったりの生地だと思い、使用することに決めたそうです。 『昨今廃棄衣料が問題となっている…衣料品の生産に携わる我々としても、環境に配慮した素材を使い持続可能な開発・生産を行いたい。技術を次世代へ伝え日本の縫製業界を持続可能にしていきたい』 この想いを胸に開発に取り掛かります。 こうして開発されたスーツは「サスティナブル(=持続可能な)スーツ」と名付けられました。 「サスティナブルスーツ」ってどんなスーツ? 「サスティナブルスーツ」は、エコで機能性に優れた動きやすいスーツです。 生地へのこだわり 田村駒のオリジナルブランドである高機能生地「Comfeel」と、リサイクルポリエステル素材ブランド「C2C」を組み合わせた「Comfeel×C2C」が使用されています。 「Comfeel×C2C」は、リサイクルポリエステル糸を使用していることで環境への配慮もさることながら、2WAYストレッチ、通気性、形状安定・防シワ性、吸水速乾性、UVカット効果など、高い機能性を実現しています。 さらに今回は撥水加工も施してある素材を採用。突然の雨にも安心です。 縫製へのこだわり 洋服を作る際に必要な洋服の型紙=パターンは、フライトジャケットのひとつであるMA-1ジャケットのテクニックを取り入れています。肩回りの可動域が広くなり、腕が動きやすい仕様となりました。さらに、長年縫製業界に携わってきたソーイングアサヒ株式会社だからこそ依頼できた日本の匠ともいえる2名が、パターンを監修しています。 縫製は各工程をいかに丁寧にできるかによって、出来上がりの「洋服の顔」が変わってきます。 ソーイングアサヒ株式会社では、梱包・輸送で縮こまった生地にスポンジング加工を施し、生地を裁断に最適な状態にします。この生地をリラックスさせる工程が上質な洋服づくりには欠かせません。生地の裁断後はいよいよ縫製。足の動きがスムーズになるように、特殊な縫製技術を駆使しました。そして最後は手縫いで丁寧に仕上げ。職人の技が光ります。 こうしてMADE IN JAPANの技術力がたくさん詰まった、着用する人に寄り添う「優しい顔」のスーツが完成しました。 「サスティナブルスーツ」詳細情報 商品名:サスティナブルスーツ 色:Navy Blue ネイビーブルー(濃紺)※1色のみ 製造・販売:ソーイングアサヒ株式会社(Made in Japan) 機能・特徴:2WAYストレッチ、通気性、防しわ性、撥水加工、リサイクル糸使用、洗濯可能、イージーケア、動きやすいパターン設計・縫製技術 販売価格:クラウドファンディングサイトをご確認ください。(https://camp-fire.jp/projects/view/572459#menu) 販売場所:クラウドファンディング「CAMPFIRE」WEBサイト(https://camp-fire.jp/projects/view/572459#menu) 販売期間:2022年8月26日~10月1日 ソーイングアサヒ株式会社の縫製力と田村駒の素材力が掛け合わさった「サスティナブルスーツ」、応援宜しくお願いします!
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2022.06.17
- マテリアル
こだわりの天然素材をお探しの方へ
~リネンからプリントまで幅広く対応~
こんにちは、HP運営・編集チームです。今回は田村駒が誇る歴史・伝統ある天然素材部隊を取材しました。 かつての「意匠の田村駒」の伝統を受け継ぐ、天然素材部隊は「本当の生地好き」が集まっていました。 彼らがこだわりぬいて開発・提案を行っている素材を、 ①天然素材(リネン) ②伝統素材 ③プリントの3つに分けて、担当者の想いとともにご紹介いたします。 5分程度でお読みいただけますので、どうか最後までお付き合いください。 天然素材(リネン) 「生地が好き、リネンが好き。理由はないけど。」 そう語ってくれたのは、入社時から生地部隊で活躍してきたベテラン社員。 リネン、コットン、ウールといった天然素材の織物やカットソー生地を取扱っています。 入社当時はホームテキスタイル部に所属し、無地の生地をはじめ、手芸用のプリント生地など年間約600柄を在庫、生地問屋様への販売を中心に担当していました。 時代の変遷とともに、生地だけではなく、製品のOEM生産なども請け負うようになりましたが、やっぱり生地が好き。 生地のことを勉強していくなかで、リネンと出会い、リネンの魅力にのめりこんでいきます。。 「リネンでいいもの、作りたいなあ」 そんな想いを胸に、いろいろな仕入先の方と話をしていると、紹介を通じて職人の方々と出会うことができました。 職人の方と唯一無二のものづくりをしていくなかで、新たな気持ちが芽生えます。 「この匠の生地を世界中に知ってもらいたい」 思い立ったらすぐ行動。「Premium Linen by TAMURAKOMA」という名前で、プルミエールビジョンに出展を果たします。 リネン好きな方たちがブースに集まり口々に、こう言いました。 「So beautiful!(とっても美しい!)」 「Is this linen?(これ、リネン?)」 「本当にいいもの、素敵なものをつくる」ということで、かなり高いお値段となり、大きなビジネスにはつながりませんでした。 しかし、職人の方と一緒に作った、世界でもただひとつの生地を通して、海を越えて人々とつながることができました。 「職人の方や工場の方と話すことは楽しいよ。これからもいいものづくりをしていきたい。」 「日本に関わらず、世界中の素敵な生地を集めて、世の中へ発信していきたい。」 これからも田村駒では、こだわりのものづくりが続きます。 伝統素材 「本当に昔からの長い付き合いの工場様、お客様が多いの。この信頼関係を大切にしたい。」 田村駒では、何十年にもわたりモスリン・メリンス・無地ネルという生地を取扱っています。 モスリンは「ビリケンモス」の名称で、綿100%のものと、「金竜モスリン」というレーヨン100%素材のものを扱っています。 メリンスは、「アクリルNEWメリンス」というアクリル100%のもので、発色の良さが特徴です。 そして「無地ネル」という、起毛素材も取扱っています。 これら3種類の生地は、白はもちろんのこと、カラーリスクをしており、少量出荷にも対応しています。 35.5cmや70㎝前後の狭幅の生地であり、ファッション用途としては使いづらいと思われますが、なぜ長年取扱い続けてこられたのか。 主な用途としては、 生活用途(手芸関連、着物の肌襦袢、ガーゼ代わりなど) 祭事用途(お地蔵様の前掛け、家を建てる棟上げの際の5色の旗、神社などで使用される吹き流し、東北のお祭りの馬掛け用、神輿を置く敷物用など) 産業用途(機械を拭く用、ミシンの動きを確認する際の検査用など) が挙げられます。 神事・祭事から日々の生活、産業に至るまで、人々の生活に密着してきたからこそ、長年必要とされてきたのだと思います。 「工場の方もお客様も高齢化が進んでいる。原料も高騰していたり、今後心配なことはある。だけど必要とされる限り続けていきたい。大切だから。」 長年築いてきた信頼関係を大切に、伝統素材を継承しています。 プリントデザイン編 「雑誌やInstagramで情報収集したものを、自分なりにデザインに落とし込んで、提案して、形になる…めっちゃ楽しいです!」 入社4年目、デザインが好きな若手社員は、そう語ってくれました。 主に手芸関連のプリント生地を提案しています。 担当しているお客様は、流行を抑えた担当者の提案をとても喜んで下さっているようです。 例えばInstagramで「#おしゃピク」が流行ったときには、オシャレでかわいいをコンセプトに、ピクニックシートとして使いたくなるようなプリント生地を提案しました。 商品を陳列するときのことも考えて、 「こんなパッケージでレジ横に置いたらかわいいんじゃないかな?」 と、パッケージまでデザインすることもあります。 雑誌を切り貼りしたり、手書きの提案書を作成したり、かなり時間はかかるものの、お客様の心に響くよう、日々工夫を凝らしています。 担当者が見せてくれたデザイン案は膨大な量でした。 「めっちゃ時間かかりますけど、デザインが好きだし楽しいんで、全然苦じゃないんです!」 好きという気持ちから生まれるデザインが、今後も多くのお客様に喜んでもらえるような気がします。 「好き」「大切」から生まれる「こだわり」のものづくり 「好き」「大切」から生まれる「こだわり」のものづくりを田村駒の天然素材部隊は今後も続けていきます。 田村駒のものづくりに共感してくださる方、是非一緒に「こだわり」のものづくりをしませんか? 下記お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。お待ちしています。
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2022.06.17
- マテリアル
アイロンがけ不要!高機能生地「Comfeel(コンフィール)」
~着ればわかるよさがある~
こんにちは、HP運営・編集チームです。「できる限りアイロン不要な服を選ぶこと」をモットーに、ゆるっと街道まっしぐらの日々を過ごしています。 みなさんはアイロンがけ、やっていますか? 近年、アイロンがけ不要・イージーケアをうたった衣料品が増えましたね。忙しい日々を送っているわたしたちにとって、本当にありがたいです。 便利と快適さを提供する生地を、田村駒でも取扱っています。 形状安定性・防シワ性でアイロンがけ不要! ストレッチ性、通気性・吸水速乾性、UVカット効果など、高い機能性を備える経編ニット素材(トリコット)のポリエステル生地 「Comfeel(コンフィール)」です。 「きれいめな機能性生地、ないかなあ」 「おしゃれで丈夫なニット素材探してるんだけど」 そんな生地探しでお困りの企画ご担当者の方に、「Comfeel」のことを知っていただければ幸いです。 5分で「Comfeel」のことがわかるよう、「Comfeel」担当者にインタビューした内容をQ&A形式でまとめました! どうぞ最後までお付き合いください。 「Comfeel」担当者にQ&A! Q.担当してどれくらい経ちますか? A. 2022年4月で5年目になりますね。入社してからずっと担当してきました。ちょうど「Comfeel」が立ち上がって、少し経って、拡販していこう、という時期だったと思います。僕の業務の割合としても8~9割が「Comfeel」ですね。 Q.業務内容というと、どんなことをしているんですか? A. 糸を手配して、生産背景を設定して、納期・品質といった生産管理から、お客様へ販売するところまで一貫して行っています。 田村駒はメーカーではなく商社ですが、裏地を取扱っていた背景があり、この生産背景でなにかできないか?という発想から「Comfeel」が誕生しました。 Q.生産地域は? A. 9割は日本ですね。ベトナムでも少し生産することもありますが、 ロット、品質、すぐに対応できるという点でも、日本背景を利用することが多いです。 Q.生地の種類は? A. メインはシャツ生地ですね。シャツ生地をベースに、肉厚にしたり、加工を加えたりして、バリエーションを広げています。 今後はシャツの域を超えた、幅広い展開を予定しています。 Q.エコ素材への置換えも始まっているそうですね? A. はい、リサイクルポリエステル糸を使った「Comfeel」は全体の7割程度にまで増えました。 徐々にですが、引き合いは増えてきているなと感じます。 今後、ものづくりに携わる者として「サスティナブルはあたり前」という考えをもって、ものづくりを行っていきたいですね。 Q.今後エコ素材により力を入れていくと思いますが、どんなことに注意しながら素材開発をしていきたいですか? A. エコ素材であることの裏付け、トレーサビリティはしっかりしていきたいと思います。 Q.現在「Comfeel」を取扱っていただいている分野は? A. 5割がメンズシャツ、3割がユニフォームウェア、2割がレディースファッションですかね。 元々はメンズシャツから始まったのですが、物性面もクリアできている素材であることからユニフォームウェアでの引き合いが増えています。 レディースファッションでもキレイめなブラウスに使用していただいたり、分野に広がりがでてきていますね。 Q.ところで、担当者さんは「Comfeel」普段から着用されていますか? A. もちろん着てますよ!(笑)個人的には担当者であることを抜きにしても、「Comfeel」はすごくいいと思います。 僕汗っかきなんですけど、すぐ乾きますし、シワにもならないです。マジでアイロンいらないですよ。 仕事で忙しい方にはほんとおすすめですね。ストレッチも効いているんでラクですし。 あとユニフォームウェアでも使用して頂いているくらいなので、物性強度もばっちり。長持ちしますしね。 担当者が言っても営業トークにしか聞こえないですかね?(笑) デメリットをお伝えすると、ニット素材の特性上、体にフィットする傾向があり、ボディラインが出るのがイヤとおっしゃる方もいますね。 あとトリコットは丸編みと比較すると、びよーんと伸びるといったストレッチ性はない、ということでしょうか。 Q.「Comfeel」を使った製品で一番好きなものは? A. 王道のシャツもいいですけど、Tシャツなどのカジュアルアイテムも好きですね。 カジュアルすぎず、織物のようなハリ感のある素材なので、ジャケットの下に合わせても品があっていい感じです。 他にも「Comfeel」を使ったいろいろなアイテムが増えたらいいなと思います。 Q.今後、コンフィールを誰に着用してもらいたいですか? A. まだ着用したことがないすべての人たち、ですね。 着ればわかります。良さがありますから。 既存のお客様はもちろんですが、もっと多くの方にも「Comfeel」よさが伝われば嬉しいです。 いかがでしたか? みなさん、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。 「Comfeel」のことを少しでも知っていただけたら幸いです。 「Comfeel」は、カラー在庫もしているので、初めてご使用される方にとっても、使いやすい生地だと思います。 より詳細な情報をお求めの方は、下記お問合せフォームをご利用ください。 ご連絡お待ちしております!
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2022.06.17
- リビング
- ブランド
「みすゞうた」デザイン誕生の裏側を取材!
~デザイナーへインタビュー~
こんにちは、田村駒HP運営・編集チームです。年末年始は3歳の姪っ子とひたすらプリンセスごっこ遊び。「かわいいけど、疲れたなあ…疲れたけど、かわいいなあ…」なんて思いながら、子育て中の方を心から尊敬するこの頃です。 さて突然ですがみなさん、一度はこの言葉、聞いたことありませんか? 「みんなちがって、みんないい。」 大正時代の幻の詩人といわれる、金子みすゞさんの代表的な詩「私と小鳥と鈴と」の一節です。 田村駒では、金子みすゞさんの詩をデザインで表現するプロジェクト「みすゞうた」を運営しています(「みすゞうた」は田村駒の登録商標です)。 「金子みすゞさん、聞いたことあるよ!」 「詩をデザインで表現するって、どういうこと?」 「すでに『みすゞうた』のファンです!」 みなさんはどちらに当てはまりますか? わたし自身は、「聞いたことあるなあ」という程度だったので、 「みすゞうた」を記事として取り上げるにあたり、改めて金子みすゞさんの詩をよんでみました。 正直、子どもの頃は、「詩よりマンガや絵本が好き!」というタイプでしたが、 大人になってみて、金子みすゞさんの詩に触れてみると、なんだかとても心に沁みてくるものがありました。 優しくて、あたたかくて、ちょっとクスッと笑ってしまうようなかわいらしさとほっこり感があって…とても心が癒されたのです。 優しさとあたたかさに溢れる金子みすゞさんの詩から、インスピレーションを受けてデザインしている「みすゞうた」もまた、 詩とぴったり重なるように、優しくあたたかな美しい色合いで描かれているなあと思います。 「きれいだなあ…こんな素敵なデザインをどんな人がしているんだろう?どんな想いをお持ちなのかな?」 絵を描くこと、見ることが好きなこともあってか、自然とそんな疑問がわたしの頭に浮かびました。 現在「みすゞうた」のデザインは、社内のデザイナー、ただお一人が担当しています。 社内といえど、普段業務上のつながりはほとんどなく、話したこともありません。 そこで今回は、「みすゞうた」のデザインを担当する田村駒のデザイナーについて、デザイナーご自身のこと、「みすゞうた」のデザインのこと、「みすゞうた」への想いについて、たっぷりとご紹介したいと思います。 少し長めの15分程度の記事となりますが、是非最後までお付き合いください! 「みすゞうた」デザイナーって、どんな人? デザイナーと初対面 普段大阪本社で業務を行うデザイナーと、東京本社で業務を行うわたしは、今回が初対面。 お会いする前は少し緊張していたのですが、デザイナーの柔らかい物腰、優しい笑顔で緊張もすぐにどこかへ飛んでいきました。 デザイナーになるきっかけ ~「じゃあ、絵、描いてみれば?」~ デザイナーは、幼少期の頃ピアノを習っており、ピアノで芸術大学を目指していました。 しかし、芸術大学を目指すグループのなかでも、自分が一番下手だと感じており、「このままでは絶対に合格できない…」と、途方に暮れていました。 そんな時、デザイナーのお兄様は芸術大学に通われており、いつものようにお友だちを家に連れてきていました。 デザイナーが相談してみたところ、お友だちの一人が、こう提案したそうです。 「じゃあ、絵、描いてみれば?」 元々デザイナーのお父様は写真を、お兄様は陶芸をやっていらっしゃる芸術一家。 小さい頃からよく美術館にも連れて行ってもらっていました。 そうした家庭環境で育ち、絵にも興味があったデザイナーさんは、その一言をきっかけに思い切ってピアノをやめ、毎日1枚、精密描写の練習を始めたのです。 そして見事、芸術大学の工芸学科染色テキスタイル科に合格! デザイナーへの道を歩んでいくことになります。 テキスタイルデザイナーへ ~「はい、布が好きだからです!」~ 染色テキスタイル科を選んだのは、小さい頃から手芸が好きで、もともと布が好きだったから。 芸術大学の入試面接のとき、志望理由を聞かれて 「はい、布が好きだからです!」 と答えたそうです。 同じように田村駒の入社面接のときには「なぜ田村駒に入社を希望するのですか?」という質問に対し、 「はい、布が好きだからです!」 と答え入社、現在に至ります。 今でも90%のお洋服はご自身の手作り。取材時も手作りとは思えないほどクオリティの高い、自作のお洋服を着ていらっしゃいました! デザイナーは田村駒に入社し、「意匠企画室」という、プリントやジャガードの図案を作成する部署へ配属。 しかし、時代の流れと共に徐々に縮小…仕事仲間が減っていく寂しさから、辞めたいと思ったこともあったそうです。 それでも長年続けてこられたのは、「仕事が好き」という想いがあったから。 インテリア関連を中心に、お客様のご希望に合わせてデザインしてきたデザイナーでしたが、2015年転機が訪れます。 「みすゞうた」って、どうデザインしているの? 「みすゞうた」デザイナーへ ~「『みすゞうた』始めるんやけど、絵、描ける?」~ 「金子みすゞさんの詩からデザインするプロジェクトを始めるんやけど、絵、描いてくれんかな?」 2015年、そう聞かれたデザイナー。とても驚きましたが、とりあえずやってみることにしました。 しかし、存在するのは、金子みすゞさんの詩、ただそれのみ。デザインのヒントを誰も与えてはくれません。 「これはどうしたものか…大正ロマン風?いや違うか…」 デザイン当初は、かなり悩みました。始めて3年間くらいは参考になるものを用意し、デザインしていたそうです。 しかし、「どこかで見たことある…せっかくのオリジナルデザインブランドだし、なんか違うのではないか…?」 と、試行錯誤しているうちに、少しずつデザインの方向性が見えてきます。 オリジナルの描き下ろしへ ~「日常のなかにデザインのヒントはたくさんある」~ 現在は、日常のなかの「かわいいな」「素敵だな」と感じたものを見つけては、その場で付箋にメモしたり、スケッチしたり、アイディアを溜めています。 美術館や展示会を訪れ、いろいろな絵やデザインもみますが、「素敵だな」と思ったその時にスケッチすると影響を受けることがあります。 そのためすぐにデザイン化せず、頭の片隅に置いておく。 そうして溜まったアイディアがどの詩とリンクしそうか、再度詩をよみ直し、デザインしていきます。 「この詩、素敵だな、デザインしたいな。」 と、詩を先に決めてから、デザインすることもあります。 その際も、普段から少しずつ溜めていたアイディアのどれと結びつけられるかな、と考えます。 「みすゞさんの詩のように、日常の中にある風景、木や雑草、空、水、空気…特別ではない、あたり前のもの、そういった中にデザインのヒントはたくさんあって。 生活をしていて思うこと、目にしたことをスケッチブックにかき留め、詩をながめ…思いついたらちょこちょことかき足して。 そうして、みすゞさんの言葉のイメージを膨らませています。」 デザインするときは材料にこだわらず、たまたま家にあった革のハギレに描いてみたり、お惣菜が入っていた容器をパレット代わりにしたりと自由なスタイル。 ちなみに晩酌しながらデザインするのはお決まりのスタイル。 「油性ペンでスケッチしている時に、裏側にしみちゃってね。でもそのしみ具合が素敵で、そこからデザインを思いついたこともあったり。 思いついたときはとっても嬉しいし楽しいねん!」 こうしてオリジナルにこだわった、描き下ろしデザインが生み出されています。 金子みすゞさんの詩との出会い ~「なにか、導かれたような気もする」~ 「わたしがみすゞさんの詩を初めて知ったのは2011年、3.11の震災の時のCMなんですよね。『こだまでしょうか』の詩の朗読が、とても耳に残って印象的で。 それから5年経って『みすゞうた』のプロジェクトに関わることになって…『こだまでしょうか』を一番初めにデザインすることになりました。 なにか、導かれたような気もします。」 「こだまでしょうか」から始まり、金子みすゞさんの詩にふれるようになったデザイナー。 「私と小鳥と鈴と」「星とたんぽぽ」「草原の夜」など、好きな詩はたくさんあります。なかでも特に好きな詩は、「明るい方へ」という詩。 「かわいくてきれいやなぁと思って、蔓万年草(ツルマンネングサ)をスケッチをしててね。 小さな星が無数に集まったようなお花で、でも素朴な雑草。 このスケッチに合う詩あるんかな、と思ってみていると、『明るい方へ』という詩にぴったりやと思って!」 「現代にも響く詩を、100年以上も前に作っていたみすゞさんて、本当にすごいわなぁ。逆に今なのかな、って思うくらい。」 金子みすゞさんの詩に込められたメッセージを「みすゞうた」でデザインすることは、現代のわたしたちにより一層、癒しやエールを与えてくれるような気がします。 「みすゞうた」への想い デザイナーにとっての「みすゞうた」とは ~「オリジナルの大切さを教えてくれた」~ 「わたしにとって『みすゞうた』は、オリジナルで描くことの大切さを教えてくれた、素敵なプロジェクトですね。」 そう語ってくれたデザイナー。 心あたたまる素敵なエピソードとともに、目指す世界観も教えてくれました。 「みすゞうた」が目指す世界観 ~「行ったり来たり。会話になって、思い出になる」~ ある「みすゞうた」ファンの30代女性は、お子さんのお洋服を作ろうと、手芸店を訪れました。 たくさんある生地の中から、「みすゞうた」のデザインの一つ、「星とたんぽぽ」を選びました。 家に帰り生地を広げると、生地端になにやら文字が書かれていることに気が付きました。 「これはなんだろう?」 と思い調べてみると、金子みすゞさんの詩であることを知りました。 すべての「みすゞうた」のデザイン生地には、生地端にそのデザインに関わる金子みすゞさんの詩が書かれているのです。 「みすゞうた」ファンの女性は、「星とたんぽぽ」の生地でつくったお洋服に身を包んだお子さんと一緒に、このデザインの意味を考えたり、金子みすゞさんの詩をよんだりしてくださったそうです。 「この話を聞いて、本当に嬉しくなってね。『みすゞうた』は、言葉と色彩が『行ったり来たり』。 それが会話になり、思い出になる。 そこからあたたかさや優しさが生まれる…そんな世界を作っていきたいなあ、って。」 「みすゞうた」を誰に届けたい? ~「『みんなちがって、みんないい』」~ デザイナーはこんな風にも語ってくれました。 「『私と小鳥と鈴と』の一節にある、『みんなちがって、みんないい。』というように、世の中にはいろんな人がいる。 『みすゞうた』に触れた時の、捉え方や感じ方も人それぞれやと思います。同じ人でも、その時どきによって感じ方は違うかも。 みる人、タイミングによって受け止め方が違っていい。だからこそいろんな人にみてもらいたいし、その違いを楽しんでいただけたら嬉しいなあ。」 「みすゞうた」を通して広がる輪 ~「垣根を越えたチームで作る」~ 「『みすゞうた』は、チームでつくりあげています。 わたしはデザイン担当やけど、ほかにもディレクター、SNS担当、マーケティング担当…社内のいろんな人が集まっててね。 部署や年齢も全然違うんやけど、みんなで話し合いながら、同じ方向を向いて進めています。それがとってもおもしろいなあと思ってて。 『みすゞうた』を通して、いろいろな人とのつながりが出来て、楽しいなって思う。『みすゞうた』をやっていたから、こうしてあなたとも出会えたし!」 「みすゞうた」は部署や年齢といった垣根を越え、人の輪を広げてくれています。 この素敵な輪が、もっともっと広がるよう、チーム一丸となって「みすゞうた」をつくりあげていきます。 「みすゞうた」のデザイナーはやっぱり素敵な人だった! こうして、あたたかい雰囲気の中、取材を終えました。 直接デザイナーの人柄に触れ、デザイナーのこと、「みすゞうた」に対する想いを知ったことで、より一層「みすゞうた」を好きになっている自分がいました。 素敵なデザインには、その人自身の素敵さが反映されるのだなあと実感しました。 「みすゞうた」をいろんな人に知っていただき、「みすゞうた」の世界観を広げられるよう、サポートしていきたいと思います。 「みすゞうた」は、テキスタイルデザインを中心としてきましたが、今後は香り、陶器といったテーマでも広げていきます。 「みすゞうた」に興味をもって下さった方は、是非公式HP・Instagramもご覧ください。 「みすゞうた」を通し、みなさまの生活が優しさとあたたかさで溢れたものになりますように…
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2022.06.17
- アパレル
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22年「FOLBOT」日本で再始動!
~フォールディングカヤックをもう一度~
こんにちは!田村駒HPの運営・編集チームです。YouTubeでアウトドア動画をよく観ているものの、実際行動に移そうとすると、若干腰が重くキャンプに行けていません。 グッズはほぼ完ぺきに揃っているので今年こそはキャンプデビューしたいと思っているこの頃です。 わたしのように、実際に行く前の準備段階が楽しい!という方も、実は結構いらっしゃるのではないでしょうか? そんな準備からワクワクしている方に是非、カヤック&アウトドアギアブランド「FOLBOT」を知っていただきたいと思っています! アメリカで一世を風靡したフォールディングカヤックの老舗メーカー「FOLBOT」は、2016年に生産・販売を終了しました。 しかし、カヤック&アウトドアギアブランドとして、まもなく日本で復活いたします。 「FOLBOT」プロジェクトを始めるきっかけ、ものづくりの過程や、展示会の様子についてご紹介致します。 5分程度でお読みいただけると思いますので、最後までお付き合いください。 プロジェクト始動のきっかけ 「なにか、新しいことしたいな~」 田村駒のある社員は考えていました。 「最近部下がキャンプの話をよくしているなあ~。巷でも流行っているようだし…ちょっと詳しく調べてみよう!」 こうしてアウトドア好き社員も含め情報収集した結果、「FOLBOT」と出会いました。 「『FOLBOT』を、カヤック&アウトドアギアブランドとして復活させよう!」 強い決心とともに商標を取得、「FOLBOT」プロジェクトがスタートしたのです。 ものづくりの過程 「復活させたいけれど、一体どうしたらいいんだろう?」 アパレル製品・生地のことはプロのメンバーでしたが、カヤックについては全くわかりませんでした。 「FOLBOT」が取扱うカヤックは、フォールディングカヤックです。フォールディングカヤックとは、折り畳み式でコンパクトになることが特徴です。 普通自動車のトランクにも載せることも、リュックのように担いで電車移動することもできます。 「絶対にフォールディングカヤックを作りたい!そのカヤックでキャンプに行くんだ!」 元々アウトドア好きのメンバーですから、「FOLBOT」プロジェクトに対する情熱は言うまでもありません。 協力してくれる企業はないかと奔走した結果、日本でフォールディングカヤックの一貫生産を行っている工場、フジタカヌー様に辿り着きました。 フジタカヌーの社長は、突然現れたメンバーのことを当初訝しがっていましたが、 何度か顔を合わせるうちにメンバーの本気も伝わったのでしょう。一緒に開発を進めてくれることになったのです! 60年以上、カヤックを作り続けているフジタカヌー様と一緒に、「FOLBOT」のフォールディングカヤックの制作が始まりました。 素材や色、ロゴの位置など、細部にわたりデザインしていきます。 しかし、一筋縄ではいきません。 船底に使用する生地を選ぶにしても、色は素敵だけど厚すぎて縫製がしづらいなど、さまざまな課題がでてきます。 「FOLBOT」復活まではあらゆる課題をクリアにしていかなければいけませんが、メンバーはとても楽しそうに取り組んでいます。 「自分だったらこんなものが欲しいな、こんな風にしたいなと…好きなものだから、アイディアも自然と湧いてくるし楽しい!」 メンバーの一人はそんな風に語っていました。 カヤックのほかにも、アウトドアギア、アパレルグッズなど、ワクワクしながら企画・制作しています。 展示会の様子 2021年11月20-21日には、愛知で開催されたFIELDSTLE JAMBOREE 2021に参考展示として出展いたしました。 どのように評価されるか、メンバーみな緊張していましたが、 ずっとInstagramでフォローして下さっている方や、「FOLBOT」を目当てに来て下さった方、会場で初めて見て興味を持って下さった方、 皆様とてもポジティブな意見を下さり、とても嬉しくなりました。 販売を心待ちにしてくださっている方々のためにも、プロジェクト関係者一丸となり、進めてまいります。 「FOLBOT」デビューまで今しばらくお待ちください。お楽しみに!
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2022.06.17
- アパレル
使いやすい3つのポイント!衣装レンタルショップ「Lana」
こんにちは、田村駒HP運営・編集チームです。みなさんは、ファッションレンタルやサブスクリプションサービスなど利用されたことはありますか? わたしはブランドバッグのレンタル・サブスクリプションサービス、結婚式参列用のドレスのレンタルは気になっていますが、まだ利用経験はありません。 近年、ファッションレンタル・サブスクリプションサービスが増えてきているように感じます。 実は田村駒でも、2021年3月1日、スタイリスト向けファッションレンタルショップ「Lana(ラナ)」をオープンいたしました! 本来の表記は「Låna」。スウェーデン語で、「レンタル」という意味です。 「なんでスタイリスト向け?一般の人はレンタルできないの?」 「具体的にどんなサービスなの?」 こうした疑問が頭に浮かんだ方、いらっしゃるのではないでしょうか? 疑問にお答えしつつ、「Lana」を始めるきっかけや、こだわりポイントについてご紹介いたします。 5分程度でお読みいただけますので、どうぞお付き合いください。 始めるきっかけ 廃棄衣料問題 繊維のプロとして長年、アパレル製品に携わってきた社員の一人はずっと考えていました。 「大量に作って、販売できるのは嬉しいけれど、もし一生懸命作った服がなかなか売れなかったら、最終的には廃棄するしかないのだろうか?このもったいない状況をなんとかする方法はないのだろうか?」 そんな想いから、お取引先のアパレルメーカー様やファッションに携わる方々に相談していくなかで、 アパレルメーカー様の倉庫にある在庫やサンプル品を有効活用するファッションレンタルサービスに辿り着いたのです。 スタイリストの方に特化したサービスを ファッションレンタルサービスの構想に辿り着いたものの、世の中にはすでに多くのレンタルサービスが存在しており、それぞれに特徴をもっています。 いろいろな方に話を聞いたり、調べていると、スタイリストの方は衣装を探して入手する際に、課題を抱えていそうだということがわかってきたのです。 そこで「スタイリストの方が本当に使いやすいレンタルショップ」というコンセプトで始めることにしました。 3つのこだわりポイント 「Lana」では、スタイリストの方が本当に使いやすいと感じていただくために、特に3つのことにこだわりました。 その1 現役スタイリストがディレクター、「現場の声」を反映した品ぞろえ 現役スタイリストがディレクターを務めており、単に在庫やサンプル品を集めるのではなく、スタイリストの方が実際に使いやすい「現場の声」を反映した品揃えにしています。 品質も良質なものを選定しており、安心してご利用いただけます。 その2 ホームページ掲載商品写真で、簡単に資料作成可能 スタイリストの方が資料を作成しやすいよう、公式ホームページに掲載する写真にちょっとした工夫をしています。 せっかくなので、一緒に見ていきましょう! ① まず、「Lana」公式ホームページへいきます。 ② 上部のほうに「MEN」「WOMEN」「UNISEX」など、タブが並んでいるので、お探しのジャンルを選択します。 ③ 下記のように商品カテゴリが出てくるので、お探しの商品カテゴリを選択します。 ④ 商品カテゴリページへとんだら、商品一覧がでてきます。お探しの商品を選択。 ⑤ 商品を選択すると、下記のような画面がでてきます。商品写真をクリックすると、その商品の正面、横、後ろなどの角度から撮影された写真がでてくるので、必要なものをコピーします。 ⑥ コピーしたもの資料に貼り付け。今回はパワーポイントに張り付けてみました。パンツだけではなくトップスやシューズも張り付けて、完成! このスタイリングがいいのかどうかはさておき、初めてやってみたわたしでも10分もかからず簡単にできました! 商品を同じトルソーに着せて撮影しているので、商品写真同士を合体させても、とてもナチュラルな仕上がりになったと思います。 是非みなさんも試してみてはいかがでしょうか? その3 原宿店舗には作業スペース&休憩スペース 「Lana」は、原宿に店舗を1件構えています。秘密基地のような、ビルの地下1階にあります。 スタイリストの方が商品を見ながら作業がしやすいよう、作業スペースを確保しています。一人ひとり仕切りがあり、トルソー、鏡、デスクをご用意しています。 作業が疲れたら、ほっとひと息つける休憩スペースもございます。ご自身のペースで作業ができる環境を整えています。 ご利用について いかがでしたか?少しでも「Lana」について知っていただけたら嬉しいです。 現在「Lana」をご利用いただく場合は、会員登録をしていただく必要がございます。会員登録をしていただいた方のみご利用が可能です。 詳細につきましては「Lana」公式ホームページをご確認ください。 今後について 今後もサスティナブルな社会を目指しながら、ご利用者の方に寄り添ったサービスを提供していきたいと思っています。 「Lana」のご利用、お待ちしております!
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2022.06.17
- アパレル
ワークウェア「DIYAP」|3つの魅力でもっとおしゃれを!
こんにちは、田村駒HP運営・編集チームです。Instagramで100円ショップグッズで作るDIYの投稿を見るのが大好きです。 形から入るタイプなのでそろそろ工具を買いそろえてしまおうか悩んでおります。 さて、今回は「ワークショップをよりおしゃれに!」をコンセプトに、 2020年に誕生した田村駒オリジナルワークウェアブランド「DIYAP(ディヤップ)」について、その主な魅力を3つご紹介いたします。 「ワークウェアブランドって言ってもほかのワークウェアとの違いはあるの?」 こんな疑問が浮かんだのではないでしょうか? 「DIYAP」は田村駒の強みをギュギュっと凝縮しているブランドです。 本記事もギュギュっと短め3分でお読みいただけるようにしました。どうか最後までお付き合いください! 魅力その1 デザイン性 まずはデザイン性。DIYしている時に、材料が足りなくなること、ありませんか?そんな時、わざわざ着替えなくてもすぐ買いに出掛けられたら楽ですよね。 日曜大工、ガーデニングの作業時だけではなく、普段から着たくなるようなセンスあるTシャツ、ジャケット、ボトムスなどを企画しています。 長年トレンド情報をしっかりキャッチし、アパレル製品の企画・提案ビジネスを行ってきた田村駒のデザイン力が光ります。 魅力その2 機能性 そして機能性。実際に着用する方のことを考え、ストレッチ性、吸水速乾性、UVカット性など、丈夫な高機能素材を使用しています。 仕様にもこだわり、便利で機能的な工夫が施されています。 例えば下記写真のベストはバッグ代わりになる優れもの。ジャケットの上からも着用できるサイズ感で、ポケットはマチ付き、収納物の落下を軽減する工夫が施されています。 背中には全体が袋状になっており、収納力バツグンです! 魅力その3 お手頃価格 最後にお手頃な価格!田村駒のグローバル背景・物流体制を活かし、お求めやすい価格で生産することが可能です。 汚れてしまうかもしれないワークウェアが高価だと、もったいないと思って着用しなくなる可能性がありますよね。 作るからにはできるだけ長く、たくさん着てほしい。そんな想いからリーズナブルな価格で提供いたします。 どこで買えるの? いかがでしたでしょうか?少しでも興味をもっていただけたら嬉しいです。 なかには「すぐにでも欲しい!どこで売っているの?」なんて、思ってくださった方もいるかもしれません。 残念ながら、現在は田村駒から一般消費者向けの直販は行っておりません。 一部ホームセンター様でお取扱いがありますが、まだまだこれからです。企業様とのコラボTシャツは、大変ご好評をいただき、感謝申し上げます。 生産のご相談、お取扱いのご希望、コラボなど、絶賛受付けております。当サイトのお問合せフォームをご利用ください。 みなさまと一緒にものづくりができることを楽しみにしております。ご連絡お待ちしています!