ベトナム活用多彩に 縫製、日用雑貨、裏地など/田村駒
田村駒は多彩な切り口でベトナム活用を進めている。伸びているアパレル製品に加え、
日用雑貨関連や裏地など作るアイテムのバリエーションを広げている。
同社のASEAN生産で最も多いのがベトナム。今年に入っても順調で、1~3月は
前年に比べ約30%増だった。専用ラインを持つカントーやアンニョンに加え、
ホーチミン近郊や南部のミトーの協力工場の活用が進む。
又、価格対応力を高めるため、ベトナム内での素材調達を増やしている。
素材調達から製品までをベトナムで手掛ける取り組みで、特にTシャツやポロシャツなどの
カジュアルスポーツアイテムやカジュアルウェアなどで進む。
今後はベトナム法人をホーチミンで立ち上げ、今年中をめどに早ければ9月ごろの設立を目指す。
繊研新聞 平成28年6月10日