ブラックフォーマルで単独展/田村駒

田村駒がブラックフォーマルの単独展を初めて開く。

9~11日に東京本社で開催するアパレルOEMの16~17年秋冬総合展と同時開催し、

アパレル企業やレディス専門店へのアピールを強める。

ブラックフォーマル事業を担う第一事業部第四部は、売り上げの8割をフォーマルウエアの生地と

製品OEMが占める。同部の強みの一つがストックするブラックフォーマル向け生地の多さ。

リスクする生地は300マーク強。今回の展示会でもメーンのブラックフォーマルに加え、

マザーニーズのカラーフォーマル、ビジネス関連で約300の生地を打ち出す。

そのうち約80点を北陸で織り、染色加工する高付加価値商材「ホクリクオリティ」としてブランド化し打ち出す。

又、縫製の奥行きも強みの一つで現在、中国からベトナムへの縫製移転も進めており、

日本製生地をベトナムで縫製する取り組みや、ビジネス関連ではベトナムに進出する日系企業と組み、

素材調達から縫製までをベトナム内で行う新たな仕組みも打ち出す。

 

繊研新聞 平成27年12月04日