16秋冬 素材ブランディング強化/田村駒

田村駒は16秋冬向け製品OEM提案で、素材ブランディングを強化する。

ファクトリーブランドとして16春夏向けに投入した「フィルジータ」のラインアップを

拡充したほか、東レの国産短繊維を国内で編み立てたメードイン・ジャパン素材も提案する。

フィルジータは「スーピマ」綿とキュプラ繊維「ベンベルグ」を混紡した独自開発糸を

中国自社工場で編み立て・染色加工するカットソー素材ブランド。

超長綿使いの滑らかな風合いと加工による上質感のある光沢などを特徴とする。

同時に国産素材の訴求にも注力する。東レが打ち出す、愛媛工場で生産した短繊維の

ブランド展開と取り組み、ウールを複合したカットソー生地を国内編み立てにこだわって開発した。

縫製まで国内で対応する国内一貫の供給体制も整える。百貨店アパレル向け提案から着手し、顧客の反応を探る。

 

繊維ニュース 平成27年12月11日