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東京で22~23年秋冬総合展 3カテゴリー訴求 アパレル、素材、ライフスタイル

田村駒は11月24~26、29~30日、東京本社で22~23年秋冬総合展を開く。引き続き感染予防対策を徹底し、「密を避ける」と5日間、完全アポイント制で行う。四つのトレンドテーマを設定するアパレル製品、備蓄する生地や開発素材などの素材軸、リビング・雑貨などライフスタイルの3カテゴリーを打ち出す。

アパレルでは、「コンフォート」「スポーツ」「アウトドア」をキーワードに四つのトレンドテーマを設定した。リラックスを切り口にした「エクスプロレーション」では、巣ごもりウェアにノマドな雰囲気を加えてタウンウェアにアップデートする。「ワンダーカントリー」は、ノスタルジックなカントリーカジュアルスタイルを表現。幻想的、中性的な雰囲気とガーデニングやピクニックを楽しむアウトドア要素を掛け合わせる。

「外出を楽しむニーズがでてくる」と「アンリーズン」では、レトロスポーツとポップカルチャーを融合した活気あるカラーやコーディネートなどを打ちだす。「オフィスポーツ」では、ハイストレッチ性など快適・機能性と女性らしさを表現するデザイン、ディテールを融合した「新たなオフィスウェア」を提案する。

環境配慮型素材を開発、充実するプロジェクト「イーコマ」では、再生コットン「リライズコットン」、再生ポリエステル「C2C」が軸。リライズコットンではネルタイプやヘンプ混の中肉素材、きれいめのコートやジャケットに使えるアウター向けなどで新素材を作った。C2Cは得意とするシャツ地に加え、ジャケット、セットアップ向けを加える。

コットンタッチのポリエステル生地「ポリコット」では、従来の日本製糸に加え、中国糸を使った生地を開発し、対応する価格帯を広げる。独自の発熱素材「フレア・メガヒートファブリクス」は再生ポリエステルを使ったタイプを開発。発熱中わた「フレアボール」ではペットボトル由来の再生糸を活用したタイプも見せる。

2021年11月19日 繊研新聞