
Introduction
田村駒のサスティナブルな取組みを紹介する「創る未来」コーナー。
2022年度に開催された、産学協同人材育成イベント「Sカレ(Student Innovation College)2022」に、支援企業として参加しました。
その内容をご紹介します。
Index
Sカレとは?
Sカレとは、大学生が未来のマーケターを目指し、企業から与えられた題目に従って、実践的なマーケティングを学びながら商品企画を進め、最終的にその企業へプレゼンテーションを行うと同時に、ゼミ対抗で優勝を争奪するという、産学協同人材育成イベントです。
単なる机上の企画ではなく、仮説に基づき、自ら企業や自治体を訪問したり、消費者へのアンケートを実施するなど、学生自らの積極的な行動で企画されます。
「Sカレ2022」では、31大学36ゼミ531名の3年生による164チームが、ゼミ対抗で、8テーマの商品企画を行いました。
参加学生は、その企画の過程をFacebookで公開。
「いいね!」で支持を集め、コメントで改善、実際の発売を目指しました。
2022年10月2日に オンライン開催の「秋カン」(大会)でコンセプトを、2022年12月10日の関西大学にて開催された「冬カン」では、商品化権を最終商品企画で競い合いました。
さらに翌年の秋カンでは、発売実績にもとづき総合優勝を争奪しました。
参加目的・依頼テーマ
参加大学の教授の一人から誘いを受けて、このイベントを知りました。
当社ではこのような産学協同プロジェクト自体、あまり経験がありませんでした。
支援企業としての役割が果たせるかなどの心配もありましたが、未来を担う人材の育成に少しでも協力できればという思いから、初の試みとして参加することに決めました。
当時、ちょうど田村駒として挑戦事業の一つであったカヤック&アウトドアギアブランド「FOLBOT」も始動したばかり。
「FOLBOT」の認知拡大策を必要としていたこともあり、参加学生へのテーマは「カヤックライフを楽しむためのキャンプ・カヤック・⾞中泊で使える繊維製品の企画及びカヤック⽂化を知ってもらうためのPRプランの提案」としました。
「秋カン」の様子 ~レベルの高さに驚愕!~
当社のテーマに対しては、19大学21ゼミが手を挙げてくれました。
学生は5月から活動に取り組み始め、その過程をFacebookを通じて発信。
Facebook上での「いいね!」数も、取組み姿勢・態度として評価に反映されます。
2022年10月2日に、学生が選択したテーマに対するコンセプトプレゼン「秋カン」が行なわれました。
1つのゼミにつき、発表・質疑応答を含めて7分。
最終的には企業がコンセプトプレゼンでの1位を決め、学生に発表。
学生も企業もみな真剣そのものです。
想像以上に学生のコンセプト提案は練り上げられており、レベルの高さを感じました。
参加企業として当社は、コンセプト内容について確認したり、改善に向けたアドバイスをさせていただきました。
順位結果としては下記となりましたが、どのゼミも真摯に取り組んで下さり、学生ならではの発想で提案を行ってくれました。
1位 名古屋市立大学山本ゼミ
☞ ナイトカヤックと言う斬新なアイディアに驚きました。今回のターゲット層についてもしっかりと捉え、カヤックをコンテンツの中心にしていることも評価しました。
2位 関西学院大学石淵ゼミ
☞ マーケティングの基本に沿った分析を行い、ターゲットを明確にして、商品企画を提案してくれました。プレゼン直前まで何度も良くなるよう、当社とのWEBヒアリングを希望し、修正を繰り返していました。
3位 和歌山大学佐野ゼミ
☞ 自然と川に恵まれた和歌山の地の利を活かしたプロモーションの提案です。和歌山の企業や自治体を回り、自分たちでカヤック体験もしてコンセプトプレゼンを仕上げてくれました。
「冬カン」の様子 ~学生との交流・最終結果に涙も!~
「秋カン」から2か月後の2022年12月10日、関西大学にすべての参加学生・教授・企業が集い「冬カン」が開催されました。
「秋カン」で発表したコンセプトをもとに、「冬カン」では商品化権利獲得のため、再度企業に対してプレゼンテーションが行われました。
1つのゼミにつき、発表5分・質疑応答3分の合計8分間。
間に一度10分の休憩をはさみ、約3時間ノンストップで21ゼミのプレゼンテーションを受けました。
「秋カン」を経た最終プレゼンは、さらに感心するほど練り上げられ、何度も練習したことが分かるほど、きっちり正確に時間配分もなされていました。
熱い想いも伝わる、素晴らしいプレゼンテーションでした。
田村駒と担当教授は、不明瞭な部分、結論に至った根拠等を確認し、実際に実現可能かといった点を、各ゼミに対し質疑応答の上、考察・検討しました。
結果、当社が選んだ企画提案1位は、名古屋市立大学山本ゼミの「ナイトカヤック」企画にさせていただきました。
やはりインパクトがあり、学生の視点ならではの企画で単純に「やってみたい!」と思いました。
午後からは、8社の参加企業が選んだ企画1位の企画提案の中から、すべての参加者による投票で総合1位の企画を選ぶという、最終イベントがありました。
当社企画1位の名古屋市立大学山本ゼミは、残念ながら総合1位とはなりませんでしたが…
なんと!特別賞である日本マーケティング学会賞を受賞しました!
日本マーケティング学会員だけが選ぶ、プロ目線での特別賞。
プロから見ても素晴らしい企画内容であったことが証明されたのでした。
最後には、学生と企業同士が交流する時間も設けられ、感極まっての涙もありつつ、温まる時間となりました。
こうしてあっと言う間に一日が過ぎました。全てが終わったころには日が暮れていました。
学生たちの熱き戦いが幕を閉じたのでした。
おわりに
その後、当社と企画1位の名古屋市立大学山本ゼミのメンバーで、ナイトカヤック実施に向けて、他企業とも調整を進めていきました。
しかし、話を進めていく中で、どうしても安全面でのハードルが高く、当初予定していた企画を実施することはできませんでした。
とても一生懸命に真摯に取り組んでくれた学生の皆さん。
何かしら形にしたいと思い、FOLBOTが企画するイベントに参加していただき、ゲームを企画してもらいました。
企画して下さったゲームで場も和み、当社としてはとても良い思い出となりました。
今回参加した「Sカレ」では、支援といいながらも当社としても多くの気づきや発見がありました。
当社に関係してくださった学生・教授の皆さまには深く感謝申し上げます。
ありがとうございました。
これからも田村駒は、未来を創る人材の教育・学習支援など、サスティナビリティ活動を推進していきます。
支援を希望する団体・教育機関の方、または一緒に活動に取り組んで下さる企業の方は、お問い合わせフォームよりご連絡下さい。






