Introduction
田村駒の魅力的な人を紹介する「創る人」コーナー。
企画第一弾「The Spotlight☆注目のあの人!」として、ベトナム事務所に所属する八畑俊太さんをご紹介します。
2014年に入社。メンズスーツ製品部署に配属され、海外研修へ。
研修後ベトナムへの駐在となり、2025年で駐在8年目を迎えた八畑さん。
ベトナムビジネスの面白さや課題、仕事で大切していることなどを中心に、コマストーリーのメインキャラクター「駒子」のインタビューを通して詳しくお伝えします。
※2025年9月に取材した内容です。
Member
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駒子
コマストーリーのメインキャラクター。
将来の夢はアナウンサー。
そのためにコマストーリーの取材班として日々励んでいる。 -

八畑俊太さん
2014年に入社。メンズスーツ製品部署に配属され、海外研修へ。
大好きな東南アジアでの駐在歴は8年目を迎えた。
海外営業担当のエースとして活躍中。
Index
東南アジア駐在の夢抱き繊維業界へ
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K
本日はお時間を作っていただき、ありがとうございます!八畑さんは2014年入社ですよね?今、ベトナムはどれくらいになったんですか?
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S.Y
ベトナム駐在歴は8年目よ。入社して4年目か5年目ぐらいでベトナムに行ったからね。
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K
結構若手の時からいらっしゃるんですね!「ベトナムにずっといたい~!」っていうくらい、肌に合ってると聞きましたが
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S.Y
そうやな、ベトナムええな。
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K
どれくらいの頻度で日本に帰られてますか?
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S.Y
お盆休みとか正月とかだから、4ヶ月に1回ぐらいかな。
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K
そうなんですね、八畑さんのご出身はどちらですか?
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S.Y
兵庫県の篠山っていうのどかなところよ。高校までそこで、大学は京都の大学に行って下宿してた。
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K
そうなんですね、じゃあ就職活動も関西の企業中心に見ていたんですか?
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S.Y
いや、というよりは、とりあえず東南アジアが好きやって。東南アジア周辺で仕事ないかなと思ったら、当時「チャイナプラスワン」で東南アジアに繊維の生産拠点が移るって言われてて。「もうこの業界しかないやん」と思って、繊維に絞って受けてた感じだね。
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K
おお、じゃあもう入社前からとにかく「駐在したい」っていう夢があったんですね!
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S.Y
そう、駐在したかった、ほんまに。
ベトナムビジネスでの面白さと課題
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K
入社した時はどのような業務をされていたんですか?
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S.Y
メンズのスーツ製品とかやってたな、生産管理とか。業務委託先がレディース製品もやってて、サンプル運びとかもやってたな。
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K
ベトナムに行かれるまでは、ずっと製品だったということですね?
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S.Y
うん、製品やったな。
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K
ベトナム行った後はどんな業務から始まったんですか?
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S.Y
えー、全然思い出せへんな(笑)。
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K
製品やっていたから生産管理とかですかね(笑)?
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S.Y
それもあったな、たしかに。あとは生地の調達とかかな。
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K
生地の調達っていうのは、事務所の方に教えてもらって始めたのか、研修でもベトナムに行かれてたと思うんですけど、その時に自分で見つけた仕入れ先なのか、どんな感じですか?
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S.Y
両方あるな。うん。
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K
今は生地の仕事が多いですか?
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S.Y
そうだね、今は生地の方が仕事は多いな…うん、どっちかというと生地のことやってる仕事の方が多い。
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K
単刀直入に全部ひっくるめてベトナムでの仕事は楽しいですか(笑)?
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S.Y
楽しいよ、いろんな案件があるから。新しいものを見つけて提案したり、いろんなジャンルのものを扱うから飽きない。
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K
例えばどんなものを扱っているんですか?雑貨とか?
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S.Y
雑貨とかもやってんな。日系の工場と組んで、ベトナムのアパレルさんに卸してる。
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K
それは新規で電話して営業して開拓したんですか?
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S.Y
もともと付き合いのある生地屋さんが自分たちでブランド作って小売りも始めたところのお手伝いをしているって感じだね。
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K
なるほど、やっぱりつながりって大事ですね。ベトナム内販にも携わっているということですが、現地の人との商談で、日本と違うなと感じることはありますか?
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S.Y
そうだな、めっちゃはっきり言うところかな。日本みたいにオブラートに包むことはない。全部をちゃんと伝えてあげないと理解してくれないから、詳細な説明が必要だね。
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K
なるほど。よく商品のことを理解していないといけないんですね。英語で説明しているんですか?
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S.Y
そうね、英語だね。
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K
ベトナム訛りとかありますか?
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S.Y
めっちゃあるね、慣れるのにちょっと時間かかったよ。
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K
そうなんですね、英語でのコミュニケーション、すごいです!
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S.Y
いやいや。
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K
現在仕事で一番力を入れていることは何でしょう?
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S.Y
生産地の移管かな。日本の生産地はキャパがなくなってきてるやん。だから、日本で作ってた素材とかをもうベトナムで開発して、生産を海外に移していかないと、10年後20年後が大変になる。それが使命になるんじゃないかな。
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K
ベトナムでの生地の生産は、まだ技術的な課題があるイメージですか?
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S.Y
そやな、難しいね。技術的にもそうやし、開発ロットも大きくてネックになるな。スピーディーな対応とかもなかなかね。クオリティも、やっぱり日本の管理の仕方と比べるとまだちょっと低い。「だいたいこんな感じ」とか、感覚でやることが多いから。
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K
自分たちでコントロールしてどうにかなるものでもないところがありそうなので時間がかかりそうですね。
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S.Y
そうね、ベトナムは比較的新しい設備を入れているから、その点は良さかなと思うね。
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K
へー!そうなんですね、知らなかったです!生産の課題だけではなく、販売に関しては、やはり日本だけじゃなく、内販を含め欧米などの海外販売が課題でしょうか?
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S.Y
そうね、いや、やるべきよね。ベトナムの市場自体はまだ大きくはないし、未成熟だったりするから難しい面もあるね。
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K
もう少し詳しく聞かせていただけますか?
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S.Y
例えば機能性素材の「Comfeel(コンフィール)」はベトナムで売れているんだけど、中国から廉価版が出てきていたりしているんだよね。
ベトナムでは、ブランド力より価格重視の感じがまだ強いから、廉価版にもっていかれちゃったりもするよね。
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K
そうなんですね。
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S.Y
新しいものが好きやったり、メイドインジャパンを謳いたいとか、ブランドの良さやコンセプトを理解してくれているお客様は、Comfeel(コンフィール)を使ってくれていて、そういうお客様がもっと増えればええなと思ってる。
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K
そうですね!生地の内販だけではなく、製品の内販もやっているんですか?
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S.Y
製品だったら雑貨がメインやね。Comfeel(コンフィール)のシャツ売ったことあるよ。結果としては、全然売れへんかったけどね(笑)
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K
え!そうなんですか?ベトナムの方はシャツ着ているイメージありますけど?
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S.Y
うやねんな。でもまだシャツは綿であるべきだと思っている節があるかな。天然素材至上主義みたいな。
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K
なるほど。そういった雰囲気など含めて、現地にいるからこそわかることな気がします!
異国の地でロックダウン経験、暴動にも遭遇
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K
今までで一番大変だったことは?
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S.Y
色々あるけど…命が危険にさらされかけたことあったな(笑)
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K
なんと!笑いごとではありませんよ!命より大事なものはないです。
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S.Y
駐在したての頃に、納期が遅れてたから工場に張り付いていたんだけど、そんな状況だから社長と従業員がすんごい揉めてて、暴動みたいになっちゃってね。社長がボディガードに囲まれたりしてて。「危ないんで出て行ってください」って言われて避難したこととかあったな。
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K
あら大変!!現場感ありますね!納期遅れといえば、コロナのロックダウンはベトナムで経験されましたか?
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S.Y
うん、ベトナムにずっといた。家から2ヶ月くらい出られなくて。食料の買い出しもできないから、軍が配給するみたいな時もあった。
最後の方フルーツとかしか残らなくて、5kgぐらい痩せた。逆に普段より健康的だったかも(笑)飲み会とか多いから。
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K
確かにそうかもしれませんね(笑)
「役に立っているか」を念頭に持続的な未来へ
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K
仕事で1番やりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
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S.Y
やりがいか…めっちゃ普通なことになるけど、役に立って感謝される時が一番やりがいを感じる。それが根っこにあるかな。
会社は社会の役に立つことをしているから、その会社に所属する以上会社の役に立つようなことをせなあかんって思ってて。
だから役に立って、案件が決まったり、大きくなったりしていくと楽しいよね。
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K
数字だけじゃなくて、会社の役に立ちたいっていう言葉が出るのが素敵です。
これまであんまり八畑さんと話したことなかったんですけど、インタビューしていて画面越しから優しさがにじみ出ています(笑)
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S.Y
優しいやろ?(笑)まあ真面目な話、数字だけ追っかけてても、考えがズレていって、結局仕事が続かなくなっちゃうからさ。
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K
そうですね、確かに。仕事で大切にしていることっていうと、やはり役に立つか、みたいなところですか?
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S.Y
そうやな、やっぱり、なんかちゃんと目的があることをしたいってところかな。
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K
ちなみに、こういう考え方が生まれる背景が知りたいので、ちょっとさかのぼる質問をするのですが、大学時代は何を勉強されていたんですか?
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S.Y
政策学部ってところだったんだけど、1番ちゃんとやってたんは、組織論。「この組織で、このメンバー・チームだから、こういうことができます!」っていう組織になると一番よい状態とか、そういうことを勉強した。
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K
ええ!経営企画室に入られたらいかがですか?
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S.Y
めっちゃやりたいね。でもできれば駐在しときたいな(笑)
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K
ははは!まあでも駐在の夢は叶えたわけですが、次の夢といいますか、今後の目標はなんでしょうか?
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S.Y
生産技術の移管をしてベトナム調達が増えればええなと思うし、日本以外のマーケットへの販売を増やしたいなと思うね。
タイ現法とアパレル関連で一緒に動いているプロジェクトもあるんよ。来週はタイに出張に行くし。そういうのがどんどん決まっていけばええなと思ってますよ。
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K
そうなんですか!知りませんでした!
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S.Y
タイのアパレル市場はそれほど大きくはないけれど、小売りの単価は日本と変わらないというか、日本より高いものもあるしね。
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K
そうなんですね、ベトナムの内販でいうと、先日行われたは展示会はどうでしたか?
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S.Y
ハノイの方は人がめっちゃ来てた。やっぱアパレルの中心がハノイやから。内販頑張っていかないとね。
プライベートの話~ゴルフと骨董と金継ぎ~
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K
プライベートの話をもう少し聞きたいのですがいいでしょうか?学生時代の部活動は何されてました?
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S.Y
小学校高学年くらいから高校までサッカーやってたね。大学はほんまになんもしてなくてバイトして海外旅行とか。でも全然お金ないから東南アジアに行っていて、そこで東南アジア面白い!ってなったな。
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K
そうだったんですね!東南アジアのどこが魅力的だなって思いますか?
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S.Y
なんか活気があるとこかな、ワクワク感があるというか。成長している雰囲気とかね。
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K
わかります!冒険感がいいですよね。現在の趣味や休日の過ごし方についても教えてください。
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S.Y
ゴルフかな。同業や大学の集まりがベトナムにあって、コンペを企画したりしているよ。あと、最近骨董にハマってて。
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K
骨董とは渋いですね!
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S.Y
俺ずっとなんでも鑑定団が好きやって。
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K
面白いですよね!土日のお昼とかにやっていてつい見ちゃいます(笑)
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S.Y
そうそう。主に器を買っているんだけど、最近いいものが見つけられなくなってきててさ。たぶん同じような考えの人がいて買い占められてる(笑)
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K
面白すぎます!(爆笑)ベトナムで骨董ブームきてるんですかね?
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S.Y
うん、きてるよ、いいものなくなってきてるから(笑)あと博物館とかいくのも楽しいな。
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K
新たな一面を知ることができてよかったです!なんでベトナムで骨董買おうって思ったんですか?
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S.Y
やることなさすぎて暇になってるから(笑)友達も帰っちゃうし。日本から金継ぎセット持ってきて金継ぎもしてるよ。
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K
金継ぎしているところを想像したらかなり面白いです(笑)社内にも意外と骨董好きな人がいそうな気がしてきました。
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S.Y
タイ現法の人も骨董大好きやね。レベルちゃうかったよ。
おわりに
いかがでしたか?
八畑さんのゆったりした雰囲気や、仕事や会社のことを真摯に考える姿勢、田村駒のベトナムでの業務について、記事を通して伝わっていれば幸いです。
コマストーリーでは、引き続きメインキャラクター駒子と共に、田村駒の魅力的な「人」、モノづくりや営業の最前線の「現場」、持続可能な「未来」に向けたサスティナビリティについて発信していきます。
どうぞお楽しみに!







