信頼も努力も数字に出る、
それが商社の仕事の魅力。
PEOPLE 01
NAOTO
OHASHI
大橋 直登
地域政策学部 出身
総合職
CAREER PATH
2009年入社〜2023年
レディース向けカジュアルアパレル製品の営業担当
2023年〜
レディースアパレル製品課 課長
01
入社理由
公務員志望から
商社を目指した。
両親が公務員だったので、同じ仕事に就きたいと思い公務員を多く輩出する大学へ進学。大学3年次に、いざ公務員の職場見学をしてみると、初日で自分には向いていないと思いました。所内で多くの手続きや細かい事務処理を行う仕事は、ちょっと自分の性格には合わないなと…。そんな時に、繊維商社に勤める高校時代のサッカー部の先輩に「お前にも絶対向いてるから受けてみろ」と言われて、田村駒を含めいくつか同業他社を受けたんです。その中で一番早く内定をもらえたこと、また、この業界にはほとんどいなかった同じ大学の先輩が田村駒にはおり、様々な話も聞けたので「ここだ!」と思い田村駒に入社しました。何より、もともと公務員志望だったような学生を受け入れる器があると感じたことが一番の決め手でしたね。
02
現在の仕事内容
社内外と協力しながら、
顧客に応える。
入社当初からずっと10代から30代向けのレディースアパレルを担当しています。お客様は若い人たちに人気の商業施設に入っているアパレルブランド。社外の企画会社と協力してイチからデザインをお客様に提案することもあれば、簡単なイメージだけをもらって社内デザイナーがそれを具体化し、生産することもあります。自分の場合、提案から量産の受注まではおおよそ2週間。猛スピードでサンプルを作ってお客様に確認し、そこから約5週間で海外生産して輸入、納品まで行います。この間に生産する製品の数はおよそ50品番です。社内で比べても、ここまでの短納期でやっている部署はあまりないですね。その納期に対応するためにチームで動いており、グループ長として若手の教育にも力を入れています。だいたい5~6年で一人前になってもらうことを目標に指導しています。
03
仕事のやりがい
数字と部下の成長に、
達成感が見えてくる。
やはり商社マンとして、売上目標を達成した時は「よし!」と思います。目標を達成するためには、営業戦略を細かく立てることが重要。例えば、生地を多く提案するのか、デザインを多く提案するのかなど、お客様ごとに提案内容を考えます。また、工場と協力関係を築き、製品の品質や生産性を上げることも戦略の一部。こうして、緻密に計画し準備をした営業戦略が功を奏し、売上に反映されると達成感がありますね。あとは、部下の成長を実感する瞬間も上司としては嬉しいです。自分が担当していたお客様を部下に任せた後、部下が自分以上に受注を増やしていたり、お客様からの連絡が自分ではなく、部下あてに来るようになったり。彼らがどんどんお客様から信頼されるようになっているとわかるので、感慨深いです。
04
苦労する瞬間
商社マンの目標に、
終わりはない。
売上目標に終わりがないことはやりがいであると同時に、苦労を感じる瞬間でもあります。現在は2つのグループを課長代理として見ており、合計でおよそ20億円の目標を追いかけています。社内で1つのグループが持つ目標額の平均は3〜5億円ほどですから、自分たちが期待されているパフォーマンスはかなり大きいと感じています。数字を達成すると、翌年はさらに上乗せされた目標が設定されるため、毎年どう達成するかを考えるのは苦労します。とはいえ、営業マンとしては嬉しい悲鳴です。任される金額が増えるということは、きちんと目標を達成できている証拠ですからね。若手の頃は、月末になると上司から“達成度合い”や“目標に届いていないならどうするのか”を聞かれて嫌になったこともありましたが、今思えば営業として「数字を常に気にする」という基本を叩き込まれたからこそ、今こうして結果を出せていると感じます。
EPISODE
挑戦エピソード
自分の存在意義を学んだ、
お客様のあの言葉。
入社2年目の頃、お客様からの要望に対して「できません」と答えた時に、「商社マンならできないと言うな」と言われたことが今でも忘れられません。当時は私も若く、知識や経験、人脈などがほとんどなかったので、ご相談いただいたことをどう解決して良いのかわかりませんでした。お客様としては、色々な仕入れ先に相談した上で田村駒を頼ったのに、そこで「できない」と言われるとやりようがないですよね。商社はお客様の困りごとを解決するのが仕事ですので、「できない」ではなく、「このままだとできませんが、こうしたらできますよ」といった提案を求められていたと、今ならわかります。当時は、もがきながら何とか解決したと思います。このお客様からいただいた言葉に、商社マンとしての仕事への取り組み方を教わりました。また、こうしてお客様へ解決策を提案するためには、工場や仕入れ先との関係性も重要。彼らに協力してもらうには、やはり安定した量の発注を出すことが必要です。そう気づいてからは、協力会社との太いパイプでの商売を心掛けるようになりました。
05
田村駒の魅力
困ったら助けてくれる、
そんな社風と制度がある。
年次や部署、職種が違っても気軽に話せる人がたくさんいるのが田村駒の魅力です。例えば、新しい商材でわからないことがあれば、違う部署の人に聞きに行ける雰囲気がありますし、みんな親切に教えてくれます。アットホームな会社ということは、間違いありません。あとは、福利厚生です。私は入社2年目で結婚し、3年目には子どもが生まれたので、家賃補助制度などの社内制度は非常に助かりました。会社から近い所に独身寮があったり、安く食べられる社員食堂もあったりしますし、最近は、これまでに増して社員の心身の健康を重視する風潮が高まっているため、働きやすい環境がどんどん整備されていると感じます。
06
これからの目標
これからも、
人とのつながりを大切にしたい。
今のお客様は、ほとんどが私と部下で開拓してきたものです。イチからお客様と信頼関係を構築するために、社内スタッフや社外の企画会社、中国の工場など多くの人と様々な壁を乗り越えてきました。その結果、かなり長い間にわたって取引しており、新たな相談事はまず田村駒に声を掛けていただけるほど、強い関係性ができています。苦労して築いたつながりがある分、お客様や協力会社への思い入れはとても強く、これからもそうした方々との関係性を大切にしていきたいと思っています。
COLUMN
ひとことコラム
仕事をする上でのこだわり
商社の仕事は、「お客様からの信頼」があってこそ。ですから、トラブルが起こった時は特に、その信頼を損なわないよう、スピード感をもって真摯な対応を心掛けています。
私の強み
「修正力」です。帰りの電車などで、その日の営業活動でダメだったこと・良かったことを分析して、次の営業ではすぐにその改善策を実行するよう心掛けています。
プライベートで
一番やってみたいこと
サッカーとお酒が好きなので、Jリーグ全チームのホームスタジアムでサッカー観戦をしながら全国各地の地酒やクラフトビールを飲みたいですね。