サスティナビリティ
2015年国連で、持続可能な社会実現に向けた国際統一目標である「SDGs(持続可能な開発目標)」が採択され、その達成に向けてすべてのステイクホルダー(政府・企業・個人等)の取組みが求められています。田村駒グループでは、持続可能な社会の実現が企業の発展の基盤であることを認識し、環境に対する負荷の低減に取組みます。その上で、経済成長と健康・安全(防災)・人権・平等・労働環境などに関わる社会的課題の解決を目指しながら、「誰一人取り残さない」というSDGsの理念に賛同しております。当社としましては、持続可能な社会の実現に向けたグループ企業・サプライチェーンとの取組みを目指しており、その具体的な推進活動の一部をご紹介いたします。
2023年度活動実績
ESG※ | ISO26000※の中核主題 | 活動内容及び実績 | 関連するSDGs |
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G | 組織統治 |
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S | 人権 |
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労働慣行 |
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公正な事業慣行 |
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消費者課題 |
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コミュニティへの参画及び コミュニティの発展 |
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E | 環境 |
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※E(環境:Environment)、S(社会:Social)、G(企業統治:Governance)
※ISO26000はISO(国際標準化機構)が発行した企業の社会的責任(上記7つの中核主題)に関する手引き
具体的な取り組み
C2C circulation polyester(シートゥーシー)
Creation to Circulation
~創造から循環へ~
環境への負荷低減を目指し、年間大量に廃棄される衣料品や繊維くず、ペットボトルを生まれ変わらせた、リサイクルポリエステルブランド「C2C circulationpolyester」。
環境へ配慮したものづくりがあたり前の世の中になるよう、さらにラインナップを広げていきます。
※画像クリックで「C2C」の動画を視聴いただけます。
Re:RISE(リライズ)
紡績から縫製まで一貫管理している同一グループ企業にて、綿の生地を織る際に発生する生地端や、生地を裁断した後の裁ち屑などを回収。再利用出来るように選別、粉砕、整理等の工程を経て、上質なピュアコットンと混ぜ合わせ再紡績しています。
地球にやさしいサスティナブルなリサイクルコットンブランド「Re:RISE」です。
CSR調達
当社は、PL(Product Liability:製造物責任)法の規定に基づき、当社独自の「品質管理ガイドブック(品質基準書)」を制定し、様々なサプライチェーンで生産する製品をサプライヤーと協力してこの基準に基づいて生産及び品質管理することで、安全・安心なものづくりに取組んでおります。
また、当社は中国・アセアン地域に合計40名の品質管理専門スタッフを有しており、独自の工場監査チェックシートに基づき、サプライヤーの理解協力の元、人権・労働環境・各国の法律規程に基づいた職場環境の整備及び改善指導を行っております。2016年4月から2024年3月までの8年間で延べ350以上のサプライヤー工場を監査し、職場環境の継続的な改善及び生産現場の安全性の確保を行っております。
その他の取組み
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当社が運営する「イイカモ」は、カモフラージュのデザインを軸に、コラボレーションを通して自然の素晴らしさ、ポジティブなメッセージをみんなでシェアしていくプロジェクトです。本プロジェクトでは、その収益の一部を公益財団法人日本自然保護協会に寄付させていただいております。
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欧州のアウトドア・スポーツ・一般アパレル向けに販売する素材・製品に対する管理を強化する目的で、スイスのブルーサインテクノロジーズとシステムパートナー契約を締結しております。ブルーサインとは、繊維業界の環境保護と労働者、消費者の安全に関する基準で、世界で最も厳格とされています。最終製品に汚染物質や有害な化学物質が含まれていないかを検査するだけにとどまらず、糸から最終製品まで、素材選定、エネルギーや水資源の消費の仕方、化学物質の使用、騒音の度合い、大気や水質の汚染、労働者の健康と安全に関して細かく検査します。
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地球規模の新たな課題である、海洋プラスチックごみ問題の解決に向け、世界全体で取組みを推進することが求められています。当社は、この問題の解決を目指し、業種を超えた幅広い関係者の連携を強めイノベーションを加速するためのプラットホームであるCLOMA(クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス)に参加し、積極的に取組んでまいります。