テキスタイルで付加価値/田村駒
田村駒の寝装・リビング関連部門は本年度上半期(4~9月)、継続商品に為替の影響が出たものの、
強みの冷感商材などがけん引し、前年同期比微減にとどめた。
16秋冬物の動きが鈍い中、オーバーレイタイプなどの高機能寝具が引き続き堅調に推移するとともに、
掛け布団でも一格上のゾーンに動きが出始めた。これに伴い、テキスタイルに変化を持たせた側地で
付加価値を追求している。
機能性に加え、トレーサビリティーのしっかりした天然繊維も訴求。「アメリカンシーアイランドコットン」や
シルクのほか、カバーリングにはポルトガルの綿素材、ブランケットには南アフリカのカシミヤとモヘアと、
海外の素材調達力を生かした提案に力を入れる。
繊維ニュース 平成28年11月25日