雑貨事業を強化/田村駒
田村駒が雑貨事業を強化している。日本でのマスターライセンス権を取得した伊「セルジオ・タッキーニ」の
バッグ事業を手掛けるほか、バッグメーカーとの協業や雑貨OEMの拡大など切り口を広げている。
雑貨の中でも柱としたいのがバッグ。セルジオ・タッキーニは、17年春夏物からバッグのライセンス生産や
販売を田村駒が自ら手掛ける。リュックサックやボディーバッグなどカジュアルラインが中心となる見込み。
又、「衣料品以外を雑貨ととらえると、出来ることはたくさんあり、取引先からのニーズも強い」と
雑貨のOEM事業も拡大している。アパレルSPAや通販企業などに向けたもので、特にiphoneケースや
靴下、トートバッグなどがこの数年間伸びている。幅広い業種からニーズが強いのはタオルやハンカチで
売上高は最も大きい。雑貨OEMはロットが小さく収益性は高くないが、アイテムの幅を広げることで
売り上げと利益を伸ばす考えだ。工場も中国を中心に絞り込み、生産性向上を進めている。
繊研新聞 平成28年10月21日