ビリケンさんをアートに 商標持つ田村駒、作品募り事業化
繊維商社の田村駒(大阪市)が、日本で商標権を持つ「ビリケンさん」のライセンス事業を強化する。国内外からアート作品を募り、企業などへデザインを提供する。2025年大阪・関西万博に向けて「今のような『ゆるキャラ』『ご当地キャラ』ではなく大阪の幸運の神様として国内外に発信する」(同社)という。
「ビリケンクリエーターズオーサカ」と銘打ち、一般財団法人の大阪デザインセンター(大阪市)と連携して商業デザイナーらの作品を募集した。まず4月29日~5月6日の大型連休に30作品ほどを集めた展示即売会を実施する。今秋にはアーティストを対象に、25年ごろには国内外から作品を募って展示会を開く。
田村駒は優れたデザインの使用権を買い取ってビジネスにつなげるほか、「公認クリエイター」を選びライセンス事業で連携していく。
2022年3月17日 日本経済新聞