田村駒 21~22年秋冬総合展、5日間に拡大 4テーマでトレンド発信
田村駒は11月16〜20日、21~22年秋冬総合展示会を東京本社ビルで開く。従来は3日間だった会期を5日間に延ばす。新型コロナウイルス感染予防のため完全アポイント制で実施し、「分散化しながら、商談機会を確保する」と期間を延長することにした。
21年秋冬展の全テーマは「共感」。「コンシャスクラリティ(美しい制約)」「スウィートエッセンス」「アウトサイドアクティビティ」「レディーオフィサー」の四つをトレンドテーマに設定し、レディスの製品サンプルに落とし込む。
軸になりそうなのが、「長く着ることができる」「サステイナビリティー」(持続可能性)などをキーワードにしたコンシャスクラリティとアウトドアテイストを取り入れたアウトサイドアクティビティ。
コンシャスクラリティでは、ドレープやカッティング技術を生かしたニューフォーマルスタイルを提案。柔らかな無染色ウールやリサイクルカシミヤ、フェイクファーを使ったコートなどが揃う。アウトドアスタイルを取り入れたアウトサイドアクティビティは、撥水や吸湿発熱、保温など機能素材を活用したアウターやネルシャツ、ワークシャツ、カーゴ・ワークパンツなどトレンドアイテムを見せる。
素材軸では、独自の発熱素材「フレア・メガヒートファブリクス」に加え、漁網をリサイクル活用する「GNB」や再生コットン「リライズコットン」など充実させた環境配慮素材群を打ち出す。
2020年11月11日 繊研新聞