2019/11/13

田村駒 総合展を3週間前倒し 東洋羽毛と協業し再生ダウン

田村駒は20~21年秋冬向け総合展示会の開催を昨年よりも3週間前倒しし、20~22日に東京本社ショールームで開く、競合他社の展示会が11月に集中する傾向が強まり開催時期で出遅れないためと、リードタイムが長めの東南アジアやバングラデシュ生産が増えているのが理由。

展示会の内容や打ち出し方も大きく変えている。以前は部や課ごとが売り込みたい商材を出していたが、似たような商材の重複や、色々とありすぎると社としての打ち出しが不明瞭になることが課題だった。6月に開いた春夏総合展から全体のコンセプトやトレンドテーマを明確にしたうえで、レディスサンプルに落とし込むように変え、「好評だった」という。

今回の全体テーマは「フュージョン」(融合)。トレンドテーマは「ワンダーエシカル」「ダークロマンス」「ノルディックユーティリィティー」「アーバンエクセレンス」の四つ。アーバンエクセレンスでは、働く女性に向けたファッションを提案。保湿や抗菌、防臭といった機能素材とファッションを融合する。

素材ゾーンでは、独自素材ブランドを中心に見せる。発熱素材「フレア・メガヒートファブリクス」は、表地の品種拡大に加え、新たに開発した発熱中わたを打ち出す。このほど開いたメンズ展でも好評だった。旭化成と協業するキュプラ「ベンベルグ」を使ったタスラン系「ペンナ」は日本以外に中国品も開発し、価格の幅を広げる。

環境に配慮した取り組みでは、東洋羽毛工業と協業するリサイクルダウンの取り組みを初めて打ち出す。他にフレアの糸を使った「フィルジータ」の発熱タイプや人気素材「コンフィール」、「ポリコット」なども見せる。

2019年11月13日 繊研新聞