用尺(要尺)

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用尺(要尺)とは

衣料製品を1着作るのに必要な各材料の量のことです。

*「用尺」「要尺」とどちらの表記もありますが、ここからは「用尺」と表記します。

「着分」と似ていますが、「着分」はサンプル1枚を作成する際に必要な生地の量のことを指します。

一方で「用尺」は、サンプル・量産、どちらでも使い、生地以外の長さで表す資材の場合にも使います。

わかりやすいように、「サンプル用尺」、「量産用尺」「裏地用尺」「伸び止めテープ用尺」と、用尺の言葉の前に付け足して「〇〇用尺」ということもあります。

「ボタン用尺」とは言いません。ボタンは長さではなく、個数だからです。

 

用尺はアパレル業界においてかなり大切な用語です。用尺は材料費に関わり、コストに大きく響くからです。

「用尺の意味や大切さもわかったけど、どうすれば用尺がわかるの?」

そんな疑問をお持ちの方に、今回は生地の用尺の出し方をお伝えしたいと思います。

生地用尺の出し方

方法1:パターン(型紙)を使用する生地の上に実際にのせて調べる

地道な作業ですが、パターンを作成したあと、実際使用する生地の上にのせて調べるという方法があります。

すべてのパーツをのせた後、パーツがのっている部分が何mあるのか、メジャーで測ります。

次の方法2で紹介するソフトがない場合、この方法が確実かつ簡単だと思います。

方法2:マーキングソフトを使用する

アパレル業界では基本的にはソフトを使用する方法が採用されています。

というのも、パターンをコンピュータで設計し(CADという)、パターンデータを作成することが多いのです。

そのパターンデータをマーキングソフトを使ってマーキング(型入れ)しています。

マーキングソフトを使えば、生地を広げて手作業で調べなくても用尺を出すことができます。

ただし、ソフトを使うことには少々慣れる必要があります。

*ちなみにマーキングした図面のことをマーカーと呼ぶこともあります。マーキングする人のことを指すこともあります。

田村駒で出来ること

田村駒では社内にパタンナーもいるため、用尺出しが可能です。

社外のパタンナーとも多くお付き合いがあります。また工場での用尺出しも行っています。

パターン作成、用尺出しのご依頼・ご相談は、下記お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

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