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再生コットン活用 ライセンスブランド横展開

田村駒は、生地端や裁断くずを使った再生コットン「リライズコットン」の寝具向けへの提案を進める。

リライズコットンの原料は、紡績、紡織、裁断、縫製までを一貫して担う中国の生地工場から回収する。
原料を1か所で集めるため、構造コストを抑えられる。細番手の糸も作り、高級志向にも対応する。

試験反を作っており、今後、シーツやカバー、羽毛ふとんの‟側”(中わたを入れる前の半製品)への浸透を図る。

さらに同社グループが切り売りなどで展開するライセンスブランドを寝装や雑貨用途へ広げる。童謡詩人の金子みすゞをモチーフにしたブランド「みすゞうた」は、バッグ・財布・小物製造のポーム(大阪市中央区)の「友禅文庫」の財布などに採用された。金子みすゞの詩に出てくるモチーフやイメージを落とし込んだ柄を、伝統的な革細工の文庫革の技法を用いて表現。無地の状態の牛革に型押しし、浮き上がった模様に一つ一つ職人の手で彩色している。

みすゞうたブランドは、インテリア品でも展開する予定。

2021年12月16日 繊維ニュース