2020/12/04

田村駒 エコ素材一気に充実 21~22年秋冬製品OEM再生コットンなど

レディス向けで特に人気が高いのがリサイクルコットンを活用する「リライズコットン」。紡績から織布、裁断、縫製までを一貫で手掛ける中国の大手メーカーと取り組む。工程内で出た裁断くずや残反などを再活用するため、トレーサビリティ(履歴管理)が確保されており、回収の手間もかからずコストが抑えられる。

「リサイクルコットンというと粗野なイメージを持たれるが、超長綿を再活用して表面のネップやスラブがほとんどない」。60番手や40番手、30番手などの天じくが「表面がきれいで使いやすい」と人気だ。エコバッグ向けの引き合いも強い。今後はナイロン混などニーズのある混紡品を増やす構えだ。

漁網をリサイクルする「GNB」はメンズ向けのアウターやバッグ用途で人気。生機を在庫して拡販する。ナイロン100%が中心だが、今後は綿混などを開発してアイテムの幅を広げ、レディス向けを強化する。

再生ポリエステル「C2C」は、廃棄される衣料品や生地から抽出したポリエステルを活用する。通常のポリエステルから積極的に置き換えを進めており、オリジナルのトリコットメンズシャツ地「コンフィール」で特に進む。海外で調達した糸を日本に持ち込み、北陸で編み立てる。ユニフォーム関連でも採用が始まり、さらに新規取引を開拓するため、プレミアム・テキスタイル・ジャパン(PTJ)に初出展した。

同社が出資する中国の生地工場で作るオリジナル生地「フィルジータ」もバリエーションを広げる。綿・キュプラのカットソーアイテム向けが主軸だがウール混を開発。アウター向けなど用途やアイテムを広げて販売を伸ばす。

2020年12月4日 繊研新聞